こんにちは!
ばむじーんです。
先日、Windows7のサポート終了に伴い、義父のパソコンを買い替えたという記事を書きました。

続いては義父宅のインターネット回線について書こうと思います。
もくじ
2019年の秋ごろに、Yahoo!から電話があったらしい
「自分が使っているインターネット回線が、2020年の夏ごろに使えなくなるらしい」と義父から聞かされたのが、2019年秋。
「あと1年あるから、急がなくてもいいね」
と、私たち夫婦は流していたのですが、年を越す前に、
「Yahoo!から届いた、ADSLが使えなくなるよっていうおたよりを見せて」
とお願いしたら、
「電話がかかってきて、電話で聞いただけだから手紙は無い」
とのこと。
私達はてっきり文書で来ているのかと思っていました。
それで、公式サイトを調べてみたら、2024年3月末に提供終了とはあるものの、2020年3月から一部の地域から順次終了しますと書いてありました。
電話で来年の夏と言っていたという義父の話と照らし合わせると、私達の住む地域も「一部の地域」と呼ばれるエリアに入っているようです。
Softbankのサービスに移行するのがスムーズかもしれないけれど・・・。
「Yahoo!から電話が来た」と報告を受けたあとすぐに、ざっくりとあれこれ調べてはいました。
このまま何もしなければ、ソフトバンクの【Softbankひかり】とか【Softbank Air】になると思います。
でも、実際Softbankのサービスを利用しているのは、ADSL回線だけで、義父のスマホはau。
私達家族も全員auで、自宅はauひかりが入っています。
そうなると、インターネット回線もauのサービスに切り替えた方が、割引もあるだろうし、義父のフォローもしやすくなるなと思いました。
それで、この報告を受けた後、先に義父には都合のいい日に1人でauショップに行って、インターネット回線の申し込みについて、一度説明を聞いてきてほしいと伝えています。
auのホームページには、【auスマートポート】というコンセントに差し込むだけでインターネットが利用できるというルーターがあると書いてあったし、サービスに定評のあるauショップが車で5分くらいだったのもあるので、義父が1人で行っても、手続きもそんなに難しくないだろうなと思ったからです。
戻ってきた義父の手には、ひかり回線の工事の見積書
数日して、義父に「どうだったの?」と聞いてみると、私に見せてきたのは、auひかりの工事についての書類。
「なんで?コンセントにさすだけのやつ、なかったの?」
と聞いたら、
「ここら辺のエリアで使用できる分は、もう在庫としてはなくて、このままauのサービスを受けるとすれば、auのひかり回線を引くしかないんだって」
ということで、auのスマホ割などを利用して、ひかり回線の工事をしてこのくらいの予算で・・・という内容の見積書を見せられました。
義父母の家でスマホやパソコンを使うのは義父だけだし、正直なところこの先20年も30年も、スマホやパソコンを義父が家で使い続けることは無いと思っています。
何せ現在70歳。10年だって使い続けるかわからないし。
少しでも利用料金が安いことに越したことはありませんが、手続きが煩雑化するのも大変なことです。
本人確認をする作業は、高齢者だから免除・・・というわけにもいきませんし。
パソコン一台とスマホ一台のためだけに、工事をするしかないというのはどうも納得がいきません。
機種変ついでに、再度auで相談
しばらくして、私がIphone11PROに機種変した際に、対応していただいたauショップの方に、【auスマートポート】の申し込みをしたいと言ってみたら、在庫が無いとのこと。
「よそから取り寄せもできないのですか?」
と尋ねたら、
「そういうわけではなくて、わかりやすく言うと、市区町村単位でauスマートポートを利用できる個数分はすべて出てしまったので、在庫がないというよりも、もう使えないという状態です」
とのこと。
また、別日に家族のスマホの機種変にくっついて行って、より詳しく説明してもらいました。
- もうauではひかり回線の申し込みに力を入れたいので、今後も追加申し込みはこのエリアはする見込みは無い。
- どうしても、手軽に使えるようなauのサービスだけ利用したい場合は、モバイルルーターの利用か、テザリングの契約しかない。
- どうしてもコンセントに挿すだけのタイプが使いたければ、関連会社だけど売り上げにはつながらないから、小声で言わせてもらえば、UQさんなら在庫があるかも。
- でも、今使っているADSLがSoftbankさんだから、何か割引があるかもしれないので、Softbankさんにも一度行ってみて、料金プランの相談をしてもいいかも。
ということでした。長年おつきあいのある店員さんなので、すこしぶっちゃけトークのような内容が聞けました。
※私達の住んでいる地域に限っての話です。実際はauスマートポートの手続きが可能なエリアはあると思います。
義父にモバイルルーターを持たせれば、紛失する可能性が高いし、テザリングだけでメインのパソコンを使い続けるほど、利用頻度が少ないというわけでもない。
あー面倒。
こんなに息子夫婦が悩んでいるのに、義父は「俺わかんない」の一点張り。
たまたまイオンモールのUQモバイルで相談したら…
auで何とかしてもらおうとすることは、あきらめました。
この時点で急ぎではないし、改めて作戦を練り直そうと思っていました。
そんなとき、買い物に行ったイオンモールで、楽天モバイルとUQモバイルとSoftbankが集中しているエリアを歩いていたら、UQモバイルの店内に誰も人がいないタイミングで通りかかったので、チャンスだと思って店員さんに思っていることを全てぶつけてみました。
だって、誰かいたら待たなきゃならないじゃないですか。それなしで質問ができるなら、こんなラッキーなことはないですよ。
※夫は、ふらっと入って、初めて会う人にペラペラ話しかけることができない人なので、私のこのノリにいつも緊張するらしいです。
すると店員さんに
「店舗にレンタル用のホームWi-Fiルーターがありますよ。貸し出しは無料で行っておりますので、一度ご利用になりたいご自宅でつながるかどうか、速さはどうかなど試してみてはどうでしょうか?」
と提案されたのです。
ネットで申し込んで宅配便を利用して、レンタルができることは知っていましたが、何せ自分たちが使うためではないし、レンタルをして返却するまでの手続きが面倒だなーと思っていました。
店頭で、空きがあればすぐレンタルできるシステムがあるのは知らなかったので、良い情報を手に入れました。
- ただし、ここの店舗のルーターの貸出期限は、3泊4日。ネット申し込みでのレンタルだと15日間なので、レンタル可能期間に大きく差があります。
- それでも手続きは、店頭申し込みの際に申込書に記入して、身分証明書のコピーを取られるだけで終了。レンタル機器を返却する際に、身分証明書のコピーは返却されるというシステム。
※ただし、すべてのUQモバイルショップで利用が可能かは不明ですので、利用を検討される方は、お近くのショップにまずはお問い合わせしてみて下さい。
義父と話し合いをしてから、あらためて利用する時は連絡しますと言って店舗を出て、次はSoftbankへ行ってみました。
Softbankでは、こちらの意向を聞いてもらえず…
Softbankの前では、ちょうどイベントを行っていて、お祭りのように賑やかでした。
店内は、相談されているお客様でいっぱいでしたが、私達がUQモバイルから出てきたのを見ていた店員さんが近づいてきて、
「何かお困りですか?」と尋ねてきたので、UQモバイルの時と同じように質問しました。
すると、さらに詳しくお聞きしますので中へどうぞと店内へ案内されました。
これだけお客様がいるのに、待たずに相談ができるのはまたラッキー。
でも、ここからです。
「ひかり回線は工事が必要だから、しないでインターネットができる方法をさがしている」
と言ったのに、Softbank Airの話はそっちのけで、私達一族を全員Softbankに乗り換えさせることをメインに一方的に提案してきました。
「ここだけの話ですが、上司に相談すれば特別に家族分の割引とひかり回線の手続きができます。ただし、今即決してください」
などと言ってきました・・・。
私、こういうヤツ、大っ嫌いなんですよ。
年寄りがインターネットを使うからって言ってるのに、私達が全員Softbankにすれば、おじいちゃんもSoftbankに乗り換えしようと思ってくれるはずですなんても言ってきたのです。
「即決はできないけど、お得な話、ありがとうございます。検討しますね」
と笑顔で言って店を出ましたが・・・。
ADSL回線の会社と同じSoftbankのサービスを利用するということは、この時点で消えました・・・。
UQモバイルとSoftbankの両方で言われた事
どこの会社のホームWi-Fiルーターにするにしても、住んでいるエリアでルーターが使えるか使えないかが、店頭の端末だと、私達が自分でホームページで調べた内容よりも詳しく分かるそうです。
UQモバイルとSoftbankの両方で調べてもらった結果、「つながるけど、最大限の力が発揮できないエリアに住んでいる」とどちらも同じ回答をしてきたのが気になりました。
ちょうど、普通につながるエリアとちょっとつながりにくいエリアの境目に家があって、しかも平屋なので、高いブロック塀や、2階建ての家、アパートに囲まれていたりすると、もしかしたらつながりにくいかもしれないとのこと。
とにかく、一度試してみなきゃわからないエリアに住んでいるということがはっきりしました。
年の初めにレンタルしてみた
義父もボランティア活動に一生懸命で、スケジュールが空いていなくて、正月くらいしか都合がつかないとのことで、試しにUQモバイルに電話してルーターをレンタルできるかどうか聞いたら、丁度空いていたので、「今から取りに伺います」と伝えて、店舗へ。
これが1/2。正月にWi-Fiが使えるかなんて試す人はいないか・・・。

上の写真の機種は、レンタル用で現在は販売していないもの。
でも、これがつながれば、どの機種でも大丈夫との事でした。
ここまでの義父のフォローは私がやってきたので、セッティングは夫にお願いしました。
実は夫、こういうの苦手です。だから、私がセッティングしたほうが本当は早いのですが、あえてお願いしました(笑)
普段は単身赴任生活なので、夫の両親のフォローも子供の面倒も私の割合多め。
このくらい頼んでも文句なし!
30分もしないうちに、私のスマホに義父のアドレスからテストメールが来ました。
帰宅した夫は、
「セッティングがとても簡単で、しかもADSLより早い!通信は全く問題ないね」
とのことで、このノリで本契約してしまおうということに。
エリア的には不安だったのですが、実際は全く問題なかったようです。確かめなきゃわからないことだったので、一安心しました。
説明書通りに進めていくと、すぐセッティングは完了するそう。
義父も、何も知らないわからないと言っている割には、インターネットがADSLよりは早く使えるという感覚がうれしかったようです。実際使用するのは義父なので、義父と夫でレンタル品の返却と同時に、本契約をしに行きました。
クレジットカード決済の手続きで10,000円引き
契約者本人の来店で、身分証明書と、auのスマートフォン、クレジットカードさえあれば、手続き完了。auスマホだから利用料の割引がある。
ここまでは理解していましたが、
しかも、レンタルをしてからの本契約という特典も込みで、10,000円引きになる。
というサービスが、申し込んだ店舗で可能だったのはうれしい誤算でした。(他の店舗は分かりません。お問い合わせしてみてください)
事前に聞いていたルーターの購入費は、公式サイトにも掲載されている15,000円。
だから、機種代金は5,000円でした。
ADSLのルーターはレンタル扱いですが、今回はレンタルではなく機種を購入しての利用なので、購入代金を払えば、後は通信利用料のみ。
ADSLの利用料から比べたら、2000円くらい値上がりしてしまいますが、こればっかりは仕方がない。
いいことだらけの中に、1つの引っ掛かり
UQモバイルのホームWi-Fiルーターの良いところは、
- セッティングが簡単
- コンセントに挿すだけ
- 購入代金を支払えば、利用料金だけなのでシステム的にわかりやすい
というほかに、
- プロバイダ契約がいらない➡だからすぐインターネットが使える
というメリットもあります。
でも、高齢の義父は、逆にこれがどういうことだかわからない。
今メインで使っているybbという文字が入っているメールアドレスが原則使えなくなるのです。
そうなると、メールの送受信ができない。
現在は、ADSLも正式に解約していないので何とかなりますが、もう解約することは決まっているので、新しいアドレスを取得して、早めに皆さんにお知らせしなければなりません。
こうなると、義父は「変わりに何とかしてくれ」というだけ。
これらも全て、夫にお願いしました(笑)
私は自宅で、義父宅にいる夫と電話で話しながらGメールの取得のサポートをしました。
あとは、アドレス登録をされている方々へお知らせメールを送って、ひとまず終了です。
夫も相当疲れたみたいですよ。教えても教えても思うように理解してもらえなくて。
高齢者には面倒なことばかりの世の中になりましたね
PAYとか、カードにチャージとか、病院のシステムが最新になったとかもそうですが、便利になっていく一方で、飲み込みの早い若者が知識を習得するのとは違い、一個ずつ教えても、一個ずつ覚えるだけで精一杯。
そこから枝分かれしていく情報との関連性が理解できないことが多い高齢者の方々。
高齢者の立場になって根気よくわかりやすく何事もレクチャーするのは、本当に大変です。
そこに耳が遠くなったとか、老眼だとか身体的な部分がプラスされると、身内だろうが他人だろうが、教える方の心が折れそうになりますよね。
パソコンの買い替えとホームWi-Fiの申し込みは終了しましたが、ADSLの解約手続きが残っています。
ホームWi-FiをUQモバイルにしたなら、義父は、auからUQモバイルに乗り換えてスマホを利用したほうが、さらに1000円近く安くなるようです。
私達とauで家族割の契約をしていますが、LINEをメインに連絡を取り合うようになったので、義父が乗り換えたところで、致命的な割高になるというわけではありません。
でも、乗り換えてしまうと、車で5分のauショップには、もう困ったことがあっても行けなくて、車で30分かけてイオンモールに行かなくてはならないということになります。
ホームWi-Fiのことで来店する用事は、修理や不具合がおこらない限りないでしょうし、現在はちょっとしたことでもauショップに駆け込んでいるようなので、それができなくなるのはある意味負担になってしまうことでしょう。
うーん
難しいですよね。
私達にまるっと頼られても私達も困るし、本人のためにもならないと思います。
「労わる」というのは、手取り足取り面倒を見ろというわけでもないと思います。
長々と書いてしまいましたが、皆さんもおじいちゃんやおばあちゃんのインターネット環境は、どうなっていますか?
Windows7のサポート終了ばかりではありませんよ。
併せて確認してみて下さいね。
以上
ばむじーんでした。