こんにちは!
ばむじーんです。
我が家は住友林業にマイホーム建築をお願いして、今年で12年目になりました。
干支が一周しました。
12年前に作成した「引っ越しました」のはがきのサンプルを断捨離中に見つけて、12年前の家族でわくわくした気持ちを思い出して、涙が出ました・・・😿
理想と現実はやはり違うし、住んでみて思う事もたくさんあります。
いずれにしても、家を建てたらどの家庭にも共通することが一つあります。
それは、
家は建てた時から朽ちていくもの
ということです。
電球やフィルターなどの消耗品の交換は別にして、築10年超えるとあちらこちら壊れ始めます。
毎年直しながら住み続けるようになることを考えると、家自体はどこで建てても結果同じなんじゃないかなと思っています。
10年超えれば補償もほとんどなくなります。
10年点検が終わった直後に壊れていく・・・・。そんなもんです。
我が家は、なぜか2019年後半に集中的にお風呂回りにダメージがきました。
ダメ① ヒートポンプ給湯器の混合弁異常
我が家の給湯器は、 National製(現:Panasonic)HE-37K3Qです。
過去に、何の部品か忘れましたが、リコールがあって無償修理をしています。

以前書いた上記の記事内容のような異常がおきました。
ヒートポンプ給湯器のタンク内の水は、災害などで断水が続いた時などに非常用の生活用水として利用できます。
我が家は東日本大震災で断水が続いた地域です。
給水場まで水を汲みに行けないくらいの深刻な事態になったら、タンク内の水を利用しようと思って、説明書は軽く読み流していました。
しかし結局利用はしませんでしたが、飲用水としては利用できませんし、よく見たら推奨品と言われる網入り水道用ホースが我が家にはありませんでした。
👆これですね。今も買っていません(笑)
推奨品とはなっていますので、飲用として使用しないのであれば、いざとなれば緑色の普通のホースでもなんとかして使うと思います。
この給湯器の混合弁異常というのは、「ヒートポンプ給湯器の故障あるある」として有名です。
混合弁異常は、お風呂でお湯が使えないばかりではなく、洗面所やキッチンでもお湯が使えないことになります。
茶碗や顔は水で洗ってもいいとして、シャワーがあるのにお湯が出ないのはきついですよね。
でも、浴槽の追い炊き機能があれば、浴槽内の水をお湯にして桶を使って髪や体を洗うことはできますので、冷静に。
この混合弁異常。
修理代がめちゃくちゃ高い。
約24,000円でした。(うち、部品代10,000円)
残りは出張費と技術料になります。
これ、たぶんまた数年後に故障するんですよ。恐らく。
ダメ② シャワーフック
これは、持ち家ではなくてもよくありますよね。

上部と下部に同じ部品が付いています。
よく使う下部のフックが壊れてしまったので、上部のフックを付け直して使っています。
ホームセンターに行けばすぐ買えますが、買うなら上下セットで同じ部品を買おうと思っています。
長く住む家だから、つぎはぎみたいなことをしないで、少し見た目にもこだわりたいじゃないですか?
ちなみに、同じ部品はもうないそうです。
(ヤマハのシステムバスルームです。今はトクラスという名前に変わってしまいました。)
いくら大手のハウスメーカーで家を建てたとしても、使う備品や部品は他メーカーに頼るしかありませんから、メーカーで製造や販売が終了すればもうどうしようもありません。
このような点も、「どこの会社で建てても同じでしょ?」と言いたいところなのです。
ダメ③ ポップアップ排水栓スイッチ

排水栓の開閉を浴槽の中に手を入れずにできるので、お湯を抜くときは洋服の袖をまくらなくてもいいし、濡れなくていいと思います。
でも、スイッチに何度も負荷をかけるので、部品の一部が欠けてしまいました。
写真のように使えないわけではないですが、スイッチを押す度に部品がずれます。
楽天で同じ部品を買おうとすると、値段が倍以上高くついてしまうことがわかり、トクラスの公式オンラインショップで購入しました。
でも、このサイトを見て、
「もう一度、同じ部品が壊れてしまったら、もう部品が購入できないかもしれない」という危機感を持ちました。
例えば、システムバスルーム内で使用している収納棚。
もうこれは、同じデザイン、同じ色、同じ部品の販売がされていません。
家を建てる時、目先のことだけを考えて備品選びをしているわけではありません。
長くいつまでも使うことを前提に、総合的に判断して気に入ったものをセットで購入しているじゃないですか。
それなのに、壊れてしまったらもう同じものが手に入らない。
ねじなど共通で使える製品があるかもしれませんが、やっぱりシャワーフックと同じようにセットで見た目も良くしたいから、一ヵ所だけ違う棚をつけるというのは、あまり気分が良いものではありません。
「仕方なく取り付けた」感が全面的に出てしまうのは、今後マイホームと長く付き合っていくためのモチベーションが低くなってしまいます。
もし、共通部品としても取り扱いがないような物が壊れてしまったら、システムバスルームを総取り換えしなくてはいけないかもしれません。
実は、過去にこんな経験があります。
私が以前住んでいたアパートの浴槽に、引っ越してきた当初からひびが入っていました。
それを大家さんに相談したら、「業者さんに見積もってもらったら、システムバスルームごと取り換えになる」ということで、私達が住んでいた部屋だけ、大掛かりな工事をすることになりました。
しかも、まるっきり同じシステムバスルームはもうないとの事で、規格が少し違う物を設置したので、脱衣所とバスルームの間に隙間ができてしまいました。
このような隙間をきれいに埋めるには、さらにお金がかかってしまうということで、大工さんも兼ねている大家さんが廃材で隙間を埋めました。
でも、つぎはぎ感満載でしたけど(笑)
マイホームでも、極端な話ではあるかもしれませんが、同じようなことがあるかもしれません。
浴槽にひびは入っていませんが、排水栓は排水栓スイッチと同じような材質でできていますから、いずれ同じように部品が欠けることを想定して、今回セットで購入しました。
併せて2,400円くらいでした。
壊れた部品は捨てずに、不器用でも修理して取っておく
「この部分のこの部品がないために備品全部総取り換え」という事態をできるだけ防ぎたいので、どうしようもない破損品以外は、自分で直してしまっておこうと思います。
まだ直していませんが、先日テレビを見ていたら、水の中でも接着できるし防水性がある接着剤が紹介されていましたので、気になっています。
値段が少し高いですが、これで部品が直せて家で快適に過ごせるなら安い買い物かもしれませんね。
最後に・・・
お風呂まわり以外にも、まだまだ傷んできた箇所があります。
そして、干支が一周するほどマイホームで生活をしてきて、マイホームに対しての考え方も変わってきました。
家を建てて10年くらいで、部品がないとか廃盤になったとかで騒いでいるのに、100年持つ家を目指すのは、並大抵のことではないですよ。
骨組みだけ生き残るような感じですよね?
100年住める家を目指すのは、どこのハウスメーカーさんも一緒だと思います。
でも、よく考えて下さい。
そんなことを提案している人達も、私達も、100年後はいません!!
そして、100年後の未来は今生きている人間の誰にもわかりません。
これから家を建てることを検討されている方。
どうかモデルルームや営業トークマジックに惑わされないように。
そして、子供も思い描くような育ち方は決してしません。
思いもしない出来事が、マイホームを建てた後の人生を狂わすこともあります。
「夢のマイホーム」という言葉がありますが、夢がかなった後の人生は決して楽しいことだけではありませんよ。
どんなことがあっても、強く生きる知恵とノウハウ、そしてメンタルが必要です。
そして、いつ何時でも対応できる分だけのお金も。
ご家族によって家を建てたいタイミングがあるかと思いますが、慌てずじっくり検討してください。
今後も、10年越えのマイホーム生活での出来事や感じたことを、ブログでお伝えしていこうと思います。
それでは。
以上、ばむじーんでした。