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スポーツ特待生として私立高校受験検討中の女子中学生と保護者の方へ(高校生活編)

高校生活編

こんにちは!

ばむじーんです。

前回、こんな記事を書きました

特待生前編
スポーツ特待生として私立高校受験検討中の女子中学生と保護者の方へ(高校受験編)こんにちは! ばむじーんです。 コロナの影響で、夏休みがほとんどない学生さんも多いと思います。 離れて暮らす我が子もそ...

振り返ると、「なんでこんなにあちらこちらにぶつかりながら進路を決めなくてはいけないのか」と思うくらいでしたが、2020年7月現在、次の進路実現に向けて真剣に悩まなくてはいけない時期となってみると、この高校を選んでよかったなと親としても思っています。

今回は、高校入学をしてから今日までのことを書いていこうと思います。

現在、私立高校へスポーツ特待生としての受験を考えている女子中学生と保護者の方は、是非前回の記事もセットで読んでいただいて、再度高校について考えていただければうれしいです。

ところどころに、私立高校を選ぶ時のポイントを入学してから感じたことを中心に加えていますので、参考にしてみてください。

「寮」ではないので、本人の自己管理力が今後の高校生活を左右する

学校が管理していたり、学校の敷地内にある「寮」とは違い、うちの娘の場合は、学校とは無関係の民間の建物の一部を間借りして生活しているので「下宿」です。

朝晩の食事は、共用スペースでいただきます。

お昼や土日の食事は出ませんし調理スペースはありませんので、外食やコンビニ食、学校のある日は購買の商品に頼らざるを得ませんが、一応私、アスリートフードマイスター3級を持っていますので、外食や中食を摂る際のメニューの選び方などは、よく連絡して伝えてします。

とれたて野菜だとか、余計な物が入っていない食材を選んだ生活をしなさいと言っても、余計なストレスがかかるだけなので、その場その場で柔軟に対応できるように伝えています。

下宿生活で救われていることは、21時くらいまで営業している大型スーパーが目の前にあることと、開業医院が複数近くにあること。

同じ地域にある別の高校でも、下宿や学生アパートに住んでいる生徒たちがいますが、その子たちが住んでいる立地よりも格別に良い場所にあります。

料理をすること以外は自己管理なので、こういった立地に恵まれるということで歴代の先輩方も生活の維持と勉強とスポーツが両立できたのかなと思います。

  • 寮や下宿に入って生活をしながら私立高校を検討している場合は、必ず親子で見学させてもらい、環境を確認すること。(できれば、オープンスクールのような事前準備された日ではなく、練習が終わって帰宅した後の様子などが分かる日に様子を見せてもらった方が良い)
  • 実家暮らしの高校生よりも、1人暮らしの高校生の方がATMを使う回数が多くなります。今の段階で、お小遣いを手渡ししているご家庭は、できるだけ早くATMの使い方やPAY払いなどを覚えておいた方がいいです。

ただし、レギュラーメンバーから外されると・・・

娘は、実際のところ団体戦メンバーとしてインターハイに出場したことはありません。

団体戦では使えないヤツと言われていたのに、個人戦だけは結果が良かった子です。

1年生の時は、「マネージャー力が高い補欠」としてベンチに入っていました。たくさんの飲み物が入ったクーラーバッグを青あざ作りながら運んだり、タオルを選手に渡したりという姿だけを私は見に行っていました。

そんな娘の姿を見て、

「わざわざ親元を離れてまで高校へ行ったのに、クーラーバッグ持ちをさせられるなんて、意味ないよね。地元に残っていたら即レギュラーだったのに」

と嫌味を言う大人もいました。

選抜されたメンバーだけで出かける遠征などには連れていってもらえず、門限の無い下宿生活で羽目を外して、指導されたこともあります。

下宿にいるチームメイトが全員遠征でいなくなり、娘だけぽつんと1人でご飯を食べるような日々が続いたこともありました。

試験日に寝坊をして教室に入れず、追試もしてもらえない状態にもなりました。

高校受験をすると決めた時に決めた約束など、ほとんど守れません。

レギュラーとして活躍することができなくて、一度目標を見失ってしまうと、一気に下落してしまうリスクが高いのは、高校生活から1人暮らしをすることの最大のデメリットだと思います。

自分の意志で家を出たなら、自分の失敗は自分で解決することを徹底させた

自分の意志で家を出て1人で暮らすということがどれだけ大変で、実家でどれだけ守られてきたかを、レギュラーになれなかったことで挫折してはじめてわかって、もがき始めた娘。

遅刻した場合、娘が通う高校は、離れた場所に住んでいても親に連絡が来るようになっているので、親が遅刻を知らなかったということはありません。

中学校時代は毎日叩き起こされて学校に行くことが当たり前だったけど、今度は二度寝したって誰も起こさない。

青ざめるような「やばい」と思うような負の出来事を、自ら経験して初めて、

「今のままじゃだめだ」と思ってくれるようになるのを、私達親は、余計な手出しせずかばうこともせず、遠くから見守るしかありませんでした。

スポーツ特待生の入学条件が、例えば「全国大会出場経験があること」だけ表記されている場合、団体戦でエースとして活躍した人も、メンバー登録だけされて試合に出たことがない人でも出場したことには変わりありません。

実際高校に入学してみたら、エースとして活躍してきた選手ばかりで、高校生活で1度もレギュラーになれなかったりすることは十分考えられます。

逆に、エースとして活躍してきた選手も、入学してみたら実力が上の選手しかおらず、レギュラーになれなかったということも珍しい話ではありません。

うちの娘は後者のケース。

「先輩には勝てなくても、レギュラーにはなれるはず」と思っていたらとんでもない。

近場でも自宅を離れて学校へ通う場合でも、スポーツ特待生として入学する場合は、挫折や困難にぶつかるのは当たり前で、それでも最後まで部員としての活動を全うすることが、特待生として求められる最低ラインです。

だからこそ、入試が楽なことを優先させたり、自分は行きたくないのに、大人に強く勧められたからなどの理由で受験してはいけないのです。

1年の夏休み明けに、文理選択がある

入学希望をする高校が、調理コースとかスポーツ専門コースといったように、ある程度大学を考える場合でも、その道に進んでいくことが前提のような学科であるならば気にする事はないと思います。

でも、スポーツ特待生として高校に入学する場合は、逆に専門コースへの所属ができず普通科にしか所属できないという場合も多くあります。

進学校もそうですが、大体の普通科のある高校は、1年生の夏休みの面談時に次の進路を考えた文理選択についての話があります。

今の時代は、特別な事情がない限りは、専門学校や大学へ進学することが当たり前のように話し合いをします。始めから高卒で就職を考えているのであれば、スポーツ特待生として私立の普通高校に入学することはやめた方がいいです。

それならば、公立でも私立でも、商業や工業、調理など専門的な知識を高校生活で学んでいた方が有利と言われています。

また、たまに

「大学に進学する子と同じ勉強をしておけば、高卒で就職を選んだとしても試験に合格しやすいんじゃない?」

と思っている親御さんがいますが、それは違います。

「普通科の生徒ほど採らない」と言われているくらいです。

よほどのコネクションがある人が知り合いにいれば別ですが、最近は高卒で就職した人の離職率が高いので、高卒を積極的に採用する企業も減ってきています。

それでいてコロナウイルスの影響もありますので、ますます高卒での就職は厳しくなります。

「まだわからない、迷っている」それなら理系を選択すべき

進学校での三者面談では、理系の大学を選ばないと就職ができないと指導され、4年制大学を希望する生徒は理系へ促されることも多いそうです。

でも確かにそうで、スポーツ特待生で高校に入学して、さらには大学も同じようにスポーツ優先で入学をする場合、スポーツ枠があるのは圧倒的に文系の学部だそうです。

実際、今年に入って娘はいくつか大学からオファーをいただきましたが、所属する学部はすべて文系という条件でした。

大学は、ざっくり言ってしまうと研究をしながら講義と並行して勉強をすすめるスタイルです。そうなると、文系よりも理系の方が圧倒的に研究数が多いですよね。今は自粛していても、やがて練習や国内外の長期遠征などが再開されれば、研究に参加できないことも多くなり、それが単位数不足で留年にもつながってしまうからとの事。

あとは、体育大学に進む道もありますが、全国大会でランクを獲るくらいの成績でないと、どのスポーツ種目でも特別選抜で合格することは難しいです。

就職活動を始めると、文系の学科でスポーツを優先にしてきてしまい、即戦力となれるスキルがないことが原因で、就職できずに大学を卒業するケースが増えています。

高校1年生の夏の時点で、「とりあえず文系」を選んでしまうと、途中で理系に変更が利かないので、迷っているなら理系にしておくべきと言われるくらい、理系に対しての考え方が重要になります。

ちなみに、娘は「どんな結果であろうとも、高校生活だけでスポーツ漬けの生活はおわりにしたい」という意志が固かったので、迷わず理系を選択していました。

この選択が結果的に、苦労ともなり報われることになります。

卒業後の進路まで、高校受験前の今の段階で決まっていますか?

将来なりたい職業までも決まっているなら、スポーツ特待生として高校入学願書を出す前に、なりたい職業になる為にはどういうスキルが必要なのか、簡単に調べておくといいと思います。

必ず大学進学しなければ取得できないスキルや資格が必要なら、入学後の文理選択も迷うことはないと思います。

また、スポーツ特待生で受験しようとしていた高校が、将来の方向性と違うのであれば、受験先を変更することも検討した方がいいです。

「入学したら担任の先生や部活の先生が何とかしてくれる」

と思うのは間違いです。

大学受験の際、高校をスポーツ特待生で入学してきたことがプラスになる場合はごくわずか。

大学入試制度が本格的に変わっても、この部分がものすごく有利になる事はありません。

あくまで学業面での学校の成績と受験の点数が基準になります。

なので、スポーツ特待生としての高校入試は楽でも、大学進学を考えるとリスキーな選択なのです。

 

場合によっては、自分の意志が通らないことも

部活の顧問の先生が、進学先を勝手に決める場合もある

言い換えると、「生徒や保護者が先生のパワハラに負ける」ということです。

これは、高校をスポーツ特待生で入学した場合のデメリットでブラックな部分です。

本来であれば、部活動に所属しながら文武両道な高校生活を全うするというだけのことですが、前回の「高校受験編」でも記載した通り、指導者の面子を保つために生徒が生贄になるような事態が、大学進学の際も起こる可能性があります。

「本当は違う大学に行きたかったのに、先生が許してくれなかった」

と部外者に漏らす選手がいます。

逆に、

「先生と喧嘩して、先生に勝ったから好きな進学先を選べるようになった」

という生徒もいるのです。

こういう話を事前に入手できる立場に私や娘がいたから、この高校にオファーされてもすぐ断ることができました。

実際、娘が所属する部活の先生は、こんな強制はしません。

でも、「選手としてあの子が欲しい」と大学側から言われたら、先生も自分が育てた生徒をいいと思って目をつけてくれたことはうれしくないわけがないのです。

なので、この大学に進学してほしいという気持ちを全面的に出して、生徒に全力で話を持ち掛けてきます。

でも娘は、前回も記載した通り進学は理系希望で、工業系。

ここは譲れない部分なので、何回誘われても断りました。

今年は大学側も、高校生も大変な時期

大学でもスポーツを続けたい高校生にとって、今年はかなり大変な年になります。コロナウイルスの影響で、インターハイや甲子園での高校野球がまともに開催されない為、スカウトマンに存分にアピールできないからです。

競技種目によっては、高校2年生での成績や様子を見てオファーをしてきますので、高校2年生と3年生は、アピールするチャンスが閉ざされてしまったということになります。

また、最近ネットニュースにも掲載されていましたが、コロナウイルスの影響で、親の会社がコロナで経営が悪化して、大学を休学や退学する生徒、大学進学を断念する生徒が増えるとの予想が出ています。

さらに、大学受験事情としては、コロナ感染者の少ない地方の大学を希望する人も増えるので、例年の倍率とは違ったデータになるのではないかということです。

しかも、今年の受験生から入試制度が変わるのもあり、高校3年生は混乱しています。

娘の通う学校としては、次のような影響が出ました

  • 指定校推薦枠がなくなってしまった大学が数校ある
  • 指定校推薦枠は例年と変わらずあるが、評定や条件が厳しくなった
  • 出張進学相談会や学校行事として予定していた大学見学ツアーが中止になった
  • 県内の合同進学説明会に、首都圏から参加する大学はほぼ0

また、これも踏まえて娘の場合は、個人的な事情も加えると次のような問題が出ています

  • 指定校推薦枠の条件が厳しくなったので、希望する工学部のある大学は評定が足りない
  • 理系を選択したが、さらに工業系に必要な勉強は特別進学コースが学んできた科目が必要
  • 大会や遠征を優先してきたので、英検やTOEICなど、選抜入試に必要な条件がクリアできない
  • 大学見学に行けない

コロナのことがなければ、娘が抱えた問題は悩んでいる暇はなく、インターハイ出場に向けて猛練習をしていたので、また違った道を選んでいたと思います。

スポーツが存分にできなくなったがために見えてきた、高校をスポーツ特待生で入学する際のデメリットなのかもしれません。

ちょっと乱暴な言い方をすると、スポーツ特待生で高校入学をしたら、学校の成績がオール5に近い状態で、かつ、全国選抜大会やインターハイ、国体に出場しておけばなんとななります。

それに欲を言えば、英検2級やTOEIC L&Rが500点以上 あればかなり有利です。(ただし、高校在学中に取得した級や点数が有効になるので、中3の時点で英検2級を持っていた場合は、無効になるケースもあります)

仮に、大学選びの時に顧問の先生からパワハラのような圧力を受けたとしても、いろいろな入試方法がありますので、学力に合わせた大学を選んで選抜入試を受験することも可能になります。

今の中学3年生が大学受験をする頃の事情は、まだまだコロナの件もあってどうなるかわかりませんが、学校の定期テストだけでも好得点を維持しておかないと、後々うちの娘のように大変になります。

すでに受験する私立高校を決めている場合で、余裕がある場合は、中学の基礎学力はしっかり身に付けて卒業できるようにしておくことをおすすめします。

さらには、英検やTOEICなどに挑戦して、自分の英語のレベルを把握しておくのもいいと思います。

うちの娘の現状

指定校推薦枠があるだけで救われる

学校の評定平均が超ド真ん中の娘。

この評定で工業系の学部のある大学に指定校推薦をお願いしようとすると、現在学校に掲示されている中では3校ほどあります。

※学校内できちんと審査が通った生徒でなければ、学校推薦枠を獲得することはできません。

※また、学校推薦枠で受験しても不合格になるケースもあります。

こういう情報は、全部自力で集めなくてはいけないことも、スポーツを大学で続ける選択をしていたら知らなかったことです。

成績を無視すると娘の通う高校は、今年度に限って言えば、工学部や理工学部のある大学の指定校推薦枠がかなりあるのです。

前回書いた「高校受験編」で学校見学を個別にさせていただいた高校では、工学部や理工学部の指定校推薦は0ということでしたので、えらい違いです。

でも、指定校推薦枠で行ける大学で本当に学びたいことが学べるか?

「こんな私でも工業系の大学に行ける可能性が近づいてきた」

とまた浮つき始めた娘ですが、

「大学でどんなことを勉強したいと思っているの?」

と聞くと、もしかすると専門学校でもいいのではないだろうかと思うような発言をします。

私も夫も高卒なので、大学の雰囲気もわかりませんが、娘が学べると思っていることややってみたいことは、果たして大学ではどのくらい学べるのだろうか・・・?

こんなこと考えると、大学へ直接行くことは避けても、直接大学側に聞きたい!

ということで、現在予約制の大学主催の個別進学相談会に積極的に参加しています。

すべてZOOMです。

一応、専門学校の方も同様に申し込んでいます。

特進科の生徒と同等の学習単位を取得しなくてはならない

工業系の学校を受験するために、文理選択の際、理数系で物理を選択したのですが、普通科で学ぶ物理の学習範囲では受験に間に合わないと先生から指摘がありました。

まず本人は、そのことに気づいていなかったのですが、わからない部分は合間にちょこちょこ教科担任の先生に聞きに行っていたので、先生が気付いて、特進科と同等の学習量に追いつくように、個別に課外授業をしていただけるようになりました。

これも、インターハイに絡む予選会がすべてなくなったことによって選んだ道の途中で起こった出来事。

それでも、先生方のフォローが厚く、柔軟に対応して頂けることに感謝しかありません。

部活の顧問の先生も、バックアップしてくれる

スポーツを大学では続けないと選択した娘に、始めは本当にいいのか?と何度も問いかけた部活の顧問の先生ですが、本人の意志が固いことを確認してからは、すぐ教科担当の先生に分からないところは質問できるように、部活動の練習場所そばの空き教室を自習室として提供してくれました。

また、下宿生活をしているので、

今のところ、今年度入試から始まる大学共通テストを受験する予定はありません。

先生方にはご迷惑をおかけしながらも、何とか食らいついて自分の進路を決めて行ってほしいと思っています。

受験しようとしている学校は、うちの娘のように急なシフト変更でも対応して頂けるかどうかを入試前に知ることは、とても重要だと思います。

普通科の生徒が、特進科と同等の学習をすること自体特別なのです。

でも、そんな柔軟な対応が可能だというのは、学校説明会で理解できました。

9月から10月にかけても、私立高校は説明会を行う学校があると思います。

おそらく、この時期の説明会の方が、今年度の3年生の現状も説明があると思いますので、何かの都合で本人が出席できなかったとしても、保護者の方だけは説明会に参加した方がいいと思います。

そして、どんどん個別に質問してきてください。

どこの高校にしようか迷えるのは今のうちです。

すでにこの段階で、高校の先生からスポーツ特待生での入学のオファーがあったとしても、なんか違うと本人が思うなら断る勇気も必要です。

長くなりました・・・

高校に入学したら、想像と現実の差にがっかりしたり、ルームメイトやチームメイトとの人間関係が悪化して学校に行きたくなくなったりなど、とにかくトラブルはつきものです。

それでも、比較的柔軟な対応をしてくれるのが私立高校の良いところだと思います。

今年は異例だらけのことばかりになると思いますが、高校受験がんばってくださいね。

 

以上

ばむじーんでした。