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遅発性統合失調症

|ブログ|遅発性(高齢者)統合失調症【遅発パラフレニー】の家族をもって ④健康器具や除霊

こんにちは。

ばむじーんです。

遅発性統合失調症の義母と向き合って、20年になります。

前回のブログはこちらからも読めます。

遅発パラフレニー③
|ブログ|遅発性(高齢者)統合失調症【遅発パラフレニー】の家族をもって ③変な夫婦こんにちは。 ばむじーんです。 遅発性統合失調症の義母と向き合って、約20年になります。 前回書いた記事はこちらからも...

さて今回は、なんとかして精神科へ行かずに治す方法を考える義父と、見えない力のことについて書こうと思います。

「きっとものすごく疲れているだけ」という義父

疲れが取れると言われるものに手を出し始める

おかしいと思いながらも、病院へ連れていくことをためらう義父。

理由は奥さんが精神科へ通っているということがバレたら、自分の立場が危うくなるからというだけのこと。

義父は、家のことより家の外での人間関係をとても良くしておきたいと思っている人で、平気でうそをついたりしてその場を凌いでいく能力に長けている人。

自分自身の名刺には表にも裏にもびっしりと様々な活動をしている中での役職名を書き連ねている。

「書ききれないほどの役職についているから」という理由だけで妻を精神科へ連れていこうという努力をしない。

これだけの役に就いているので人付き合いはかなり広く、「最近奥さん見かけないけど、どうかしたのかい?」という問いかけも多くなってきた。

「更年期障害が酷くなって、家で寝て過ごしている」

ということにしてあちこちへ言っていたようだ。

それを聞いた義父の知人が、いろいろな方面から更年期障害などの体の不調に良いと言われている健康器具や健康食品の情報を良かれと思って伝えてくる。

テレビで放送されていた物から、誰かの紹介がなければ買えないようなものまで。

義父は、紹介してくれた人が勧めてきたものを断ることができなくなって、私達が様子を見に行く度にいろいろな物が増えていった。

ミキプルーン

更年期障害だという言葉を聞いて、鉄分不足が体に良くないと言われて勧められたようだ。

20年前はインターネットショッピングはほとんどなかったので、ミキプルーンを小売りしている人から購入。

小売りの人ももうすぐ無くなるころだろうと思って、半ば強制的に継続を勧めてきたし、義父も

「ミキプルーンをとるようになって良くなったでしょう?奥さん?」

と聞かれると、

「おかげさまで、調子のいい日が増えてきたようだ」

と病的な速さで噓をつくから、継続しないともっと良くならないよと言われてどんどん未開封のミキプルーンが増えていった。

実際のところ義父も義母もプルーンが苦手なので、手つかずテレビ台の下の棚に放置されていた。私達がそれに気が付いた時には、とっくに賞味期限の切れたミキプルーンばかりだった。

烏骨鶏の卵の酢漬け

現在もネット上に作り方が載っています。「酢卵」で検索するとたくさん情報が出てきます。

更年期障害は血の巡りが悪いことも原因の一つと考えられているし、高血圧の義母は血圧の薬も飲んでいたので、テレビで放送していたのを見て大量に瓶漬けを作っていた。

20年ほど前は、「こんな食材が効く!」とか医学的根拠もあるんだかないんだかわからないものもたくさんテレビで紹介していたし、義母がテレビに支配されていて、テレビで見たことを実践しないとどこかの誰かに悪口を言われるかもしれないとも考えていた。

でも、これもまたミキプルーンの時と同じで、義母も義父も酸っぱいものがとても苦手。

酢漬けができあがって、スプーン一杯程度を毎日舐めるように努力していたようだが続かず、烏骨鶏の卵が理科室のホルマリン漬けのような状態になっていた。

「たくさん作ったから、健康に良いっていうしあなたも飲んでみな」

と言って、むりやり渡された酢卵もあった。

私は、酢漬けに使っている容器の不衛生さが気になって仕方がなかった。

義母はもともと家事が得意ではないし、洗剤をつけて容器や食器を洗うという習慣がない。

だから、いろいろな空き瓶をきちんと洗わず使っているのが分かっていたので、持ち帰った後すぐ処分した。

容器だけは処分すると怒られるので、きれいに洗って返却。

マッサージ前に使われている温かくなるマット

義母の異変をなんとかして精神科に行かずに治そうと考えて、義父が自宅にマッサージ師を呼んでいたこともあった。

カラダにものすごく疲れがたまっていて、それが精神面にも影響していると思いたかったようだ。

その出張マッサージをする方が、布団とシーツの間に挟んで使っていた温かくなるマットを使っていて、同じ物を義父が購入していたこともあった。

しかし、義母の症状がどんどん悪化してきてほとんど眠れない状態だったので、「横になる」ということがほとんどなく、義父の昼寝用の道具にしかならなかった。

口コミでしか買えない高級マッサージチェア&ヘルストロン

義母の様子を知った義父の知人が「高価な物だけどとても良いから紹介したい」とのことで、特別な販売ルートでしか買えないマッサージチェアを購入する話が出た。

販売先の店主から、パンフレットが筆で書かれた手紙まで添えられて送られてきたが、1台当たり平気で100万円を超えてしまう物ばかりだった。

さすがに義父もこれは1人で決断できなかったようで、夫と私のところへパンフレットを持って相談に来た。

でも、相談に来た時点で義父は買うつもりで話をしているのが分かり、さすがに私も黙っているわけにはいかず、

「お義母さんは、マッサージチェアなんて買ったって治らない。精神科に連れていくしか方法はないと思う」

とはっきり言った。

夫は、「はっきり意見を言う一番目」には絶対ならず「俺もそう思う」と様子をうかがってから意見を言ってきた。ずるい人だと思う。

義父は「マッサージチェアを買ってもいいよ」と言ってくれると思っていたようで、息子と嫁に反対されることは想定もしておらず、話を聞くとすでに仮契約のようなことまでしていた状態だった。

「どうしよう。すごく良いマッサージチェアだと言っているのに。紹介してくれた人にも申し訳ないし・・・」

とわけのわからない言い訳をし始めた義父。他人からの評価をものすごく気にしているなら、何も私達の意見を聞かずとも借金してでもマッサージチェアの購入を義父自身が即決すればよかっただけの事。

そんな言い訳を聞いたところで気持ちが揺らぐ私達ではないので、

「「息子夫婦に猛反対されたから」とでも言って断って」とはっきり伝えた。

しばらくたって、温泉施設に一昔前はよく置いてあった「ヘルストロン」にも手を出そうとしていたので、同様にきっぱり反対だと伝えた。

早く病院へ連れていくための対策をとればいいだけだし、高額商品も他人に勧められて購入すれば、義父自身の他人から見た評価もぐっと上がるわけだから自分の判断で動けばよかったのに、結局うやむやにしているだけで何の解決にもならない。

「うちの母ちゃんは精神病なんかじゃない。ただとても疲れているだけ。時間はかかってしぶとい疲労が取り除かれれば良くなるはず」

そう思い込んでいたいだけ。

霊媒師は「きつねがついている」と言うだけ。あとは金

実母に耐え切れず愚痴をこぼしたところから

以前私の伯父がニュースに出ていて、その様子をテレビで見ていた義母が、

「あなたの伯父さんが、うちを攻撃せよとテレビで訴えている」

というようなことを話していた記事を書いたことがあった。

さすがに私側の身内まで妄想の世界に出てきてしまったら、私自身も親に相談したくなる。

しかも伯父は私の母の兄。母へこれまでのことを話したら、そのことを後日霊媒師として仕事をしている親戚に勝手に相談してしまった。

見えないものが見える能力を使って生計を立てている親戚。

私もそれに助けれたことはあったけど、全部信じて言われた通りに行動するのが嫌であえてそういうものにすがることはしなかった。

それなのに母は勝手に相談してしまった。なんと言われたかは予想通りだった。

義母にはきつねの霊が取り憑いているとのこと。

予想通り。これまでも不思議な行動をする家族がいると相談に来た人には、きつねの霊が取り憑いていると言って何回かお祓いをしているという話を聞いたことがある。

病院に行かずに異常行動が無くなったという人がいるのも事実だが、この霊媒師の親戚に言わせると、義母の場合は随分前の先祖まで遡ってお祓いをしなければ無理なほどパワーが強いそう。いくら身内と言えども自分自身もかなり体力が消耗するので、それなりのお金を取りたいとのこと。

「じゃ、いいです。別に頼まなくても」

と母には伝えた。

母も、精神科に行くのは世間体がどうのこうのと言ってきて、なんとか義父に相談してお祓いをしてもらえる分だけのお金を工面してもらったらどうかとも言ってきた。

しかしお祓いで治る保証はどこにもない。

しかも義父と義母はこういう力は信じていないし、仏壇も神棚も何もせず放置。家に行く度に仏壇と神棚を私達が掃除しようとすると、ものすごい剣幕で義母は怒る。

盆と彼岸に墓参りに行っているし、檀家だからお寺にお金払ってやってるわけだから、その分お坊さんが先祖のことはやってくれてるからそれでいいでしょという考えの人達だから、見えない能力よりもマッサージチェアへ目が行くのだと思う。

私の母は、この霊媒師と同じような能力が少しだけある人。だからこういう力を信じている気持ちが強いし、逆にそういう人たちに騙されているのではないか?と思うくらい開運グッズを買ってしまう人なので、私は話が合わず親子喧嘩になってしまうこともよくある。

開運グッズをそろえたところで、実母を取り巻く世界は何も変わらないし金銭トラブルに長年巻き込まれているので、ただの気休めにしかなっていないから。

ただ愚痴だけ聞いてくれればそれでいいのに暴走するから嫌だ。こうなる度に相談しなきゃよかったと後悔してしまう自分がいる。

それ以来、私は誰にも相談しなくなった。

強引な義父も本当はもう限界

時間が過ぎれば解決できるものではなくて、義母の症状はますます悪化するばかり。

病院とか精神科という言葉を聞くと以前よりも過敏に反応して、義父に暴言や暴力を振るうようになった。

「うるせー。黙れぶっ飛ばすぞコノヤロー」とか

「頭がおかしいおかしいって、私のことを鉄格子の部屋へぶち込む気か!」

と言ってみたり、物を投げつけたり手が出たり。

もし、私の母が父に対して同じ言葉遣いをしてきたら

「誰に向かって口きいてんだ。誰のおかげで飯が食えていると思っているんだ」

と父はぶちぎれると思う。

だけど義父は、

「はいはい。わかったわかった。そう言うなら俺を夜中起こさないで寝せてくれ」

と流して聞いていて、平日の仕事とは別に、休日のボランティア活動の量を増やして家にいない時間が増えていった。

強引で頑固な義父だが、家に帰ると義母からわけのわからない報告があったり、夜中は眠れないと言って義父を何度も起こしたりすることが増えて、精神的にも体力的にもきつくなってきていた。

さらに、義母はお風呂に入ろうともしなくなった。

着ている洋服を脱ぐことも拒むようにもなった。

義父も1日2日くらいなら目をつぶっていたのだが、義母が不衛生になっているという自覚がないことが分かり、説得をして毎日一緒にお風呂に入ることにした。

義父も限界を感じ始めていて、何度か病院へ連れていく話をしていくと「もう診てもらった方がいいのかもな」とも言うようになった。

そんな中、義兄の提案で1泊2日の旅行へ行くことになる。

 

続きはまた今度。

遅発パラフレニー⑤
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