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遅発性統合失調症

|ブログ|遅発性(高齢者)統合失調症【遅発パラフレニー】の家族をもって ⑨服薬開始

こんにちは。

ばむじーんです。

遅発性統合失調症の義母と向き合って、20年になります。

前回のブログはこちらからも読めます。

遅発パラフレニー⑧
|ブログ|遅発性(高齢者)統合失調症【遅発パラフレニー】の家族をもって ⑧説得、そして土下座こんにちは。 ばむじーんです。 遅発性統合失調症の義母と向き合って、20年になります。 前回のブログはこちらからも読め...

診察

「問診だけって言ったのに」採血でキレる

義母が診察室へ入るときは、義父と夫が付き添った。

私は待合室で子供の面倒を見ながら待機。

問診は5分程度で終わって、採血をしたようだ。

どんな内容を聞かれたのかは、もう義父と夫は精神科に来ているということで頭が真っ白になって覚えてないと言われた。

しかし質問にははっきり答えていたそうで、支離滅裂なことは話していなかったそう。

一つだけ覚えているのは、

「よく眠れていますか?」という質問に「はい」と嘘をついたということ。

診察室から出てきた義母は、義父にものすごく怒っていた。

「問診だけって言ったじゃない!!!血を採るなんて聞いてない!!!」

とのこと。

私が声かけてもふんっ!と子供みたいにそっぽを向いて無視。

診断結果

本人の前では

問診では異常はないと判断しましたが、血糖値がかなり高めなのでいったん糖尿病の治療も込みで入院するのはどうでしょうという提案が医師からあった。

義父と夫のみ呼ばれたときは

いろいろ本人から聞き出せなかった状態を、義父と夫から医師が聞き取る。

(義母は私のそばにふんっと横を向いたまま座り続けていた)

その結果、医師は

  • 50歳過ぎてからの発祥はケース的にも珍しいが、統合失調症と思われるので集中的にしばらく入院治療をした方がいい
  • こういう病気になってしまった理由は一つに断言できなくて、様々なことが重なったとしか説明できない。

と二人には伝えたらしい。

入院断念

入院という言葉が出たとき、世間体を気にしていることと、あとは義母が全く自分の病気について自覚がないので入院について説得することができないということから、入院は断念することになった。

次に、月に一回、抗精神病薬の注射をしに通院するという案が出た。

これも義母が病気の認識がないので連れてこれないということで断念。

最終的には、義母にリスパダール内服液を毎日服薬させることでまずは様子を見ることになった。

ただし、義母が全く自分が病気だという認識がないということと、この病院から出された薬であるということがわかれば、絶対服薬を拒否されることは容易に予想できたので、内緒で飲み物に入れ混ぜて服薬させるしかないということでまとまった。

医師からは

「本当はこういうことは進めたくないし、飲み物に混ぜると効果がかなり減ってしまう。また、薬が合わずに別な症状が出てしまうこともあるかもしれない」

など説明を受けたうえで、とにかくなんとかして服薬をさせることに決めた。

この日から義母をだまし続けるようになる

待合室の義母は、貧乏ゆすりが激しくなり汗をたくさんかきながら義父と夫が診察室から出てくるのを待っていた。

診察室から出てきた二人を見たとたん立ち上がり、

「早く帰るよ!帰る!」と言って外へ出ようとしたので、抗精神病薬はその日のうちにもらわず、後日改めて病院そばの処方箋で義父が受け取ることになった。

夫が運転する車一台で6人が乗ってきたのに、早く車出せと騒ぐので診察の会計だけを済ませて私たちのアパートへ帰宅。

本当は自宅近くの処方箋薬局と連携すれば受け取る手間はかなり減るのに、義父はとにかく世間体を気にしていたので、地元で処方箋を受け取ることすら嫌がった。

義母は

「私何でもないでしょう?血糖値が高いのはもともと地元の医者で診てもらっているし、入院なんて言われたことないのに、あの医者は何言ってんだ?やぶ医者め。ふざけてんじゃねーよばかやろう!」

と文句をずっと言っていた。

この日から義母へ嘘をつき続ける生活が始まった。

夫と私は、真実を伝えて治療をするなら協力するよというパターンにもっていきたかったが、義父がとにかく拒否。

義母がトイレに行っているすきなどに説得にかかったが、

「本当のことを伝えるのは勘弁してくれ」

それだけ何度も言われて、どんどん義父は義母に嘘を伝え始まった。

「母さんは、病気じゃないってさ。更年期とか子宮筋腫を全部取ったこととかも重なって、ちょっとホルモンバランスが崩れて眠れなくなったりしているだけだって。そのうちよくなるって。採血したのは、話を聞くだけではわからないいろいろな病気があるから、それを見極めるためにしたことなんだから大丈夫。血糖値が高いのは、かかりつけの医者に診てもらっているからと言って、入院するのを断ってきたからね」

義父も嘘が平気でつける病気なのではなかろうか。

私はそう思った。

よくまぁ滑らかに嘘が口から出るなと感心するくらいだった。

服薬開始

世間体を気にした義父は後日有給休暇とり、病院近くの処方箋薬局へリスパダールを1か月分もらいに来た。

併せて、リスパダールだけで症状が落ち着く様子が見られないときに限っての使用という条件付きで、睡眠薬も処方された。

それと同時に、統合失調症と診断されたので精神障害者手帳の申請をして医療費助成を受けたらどうかという提案も病院側からあった。

今後毎月かかる医療費は、薬代が高いので診察代も込みで8000円くらい。

医療費助成はありがたい。

でも、義父は拒否。とにかく世間に妻が精神病であることを伏せておきたい。それだけ。

もらってきた薬は家に持ち込まないようにして、義父の車の中で管理した。

仕事帰りや自宅の駐車場で、車を降りる前に魚の形をした醤油入れにうまくリスパダール内服液を入れ替えて、ポケットに入れてから家の中へ入る。

この時期の義母は、夕食の準備も幻聴の影響でできない状態だったので、帰宅した義父が魚を焼いたりみそ汁を作ったりして、その間にお椀に醤油入れに入ったリスパダール内服液を入れて、みそ汁をよそった。

何も知らずにみそ汁を飲んでいる義母は、1時間もしないうちに強烈な眠気に襲われる。

ろれつが眠気で回らないくらいになってしまい、

「父ちゃん、なんだかとても眠くなってきたからもう寝る」

そう言って、着の身着のまま布団で熟睡する毎日が始まった。

それでも、朝の4時ごろには目が覚めて義父を起こし始めるのだが、義父は4時までは起こされずに睡眠がとれる状態にはなったようだ。

これだけでも体が楽になったと言っていた。

本当は1日2回の服用が望ましいのだが、義父が確実にみそ汁に薬を入れることができるのは夜だけなので、とりあえず夜だけの服用でしばらく様子を見ることにした。

 

 

続きはまた次回。