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群れることは、必要最低限にとどめています。 雑記ブログです。
こどものこと

専門学校1年生のわが子を見て「大学と専門学校どちらがいいか?」を考える

こんにちは。

ばむじーんです。

うちの長女はアスリートとしての生活を高校までとし、4月から工業技術を学ぶ専門学校生として生活をしています。

スポーツで大学進学も可能だった彼女が、専門学校生となった経緯はこちらのブログで書いています↓

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現在の生活の様子

制限はあっても自宅で学べることが多いので、あまり影響がない

4月に入学して以降、何度もコロナの影響で休校になっていますが、もともとコロナ前から在宅でも宿題や課題が出来るような体制が整っている学校だったので、在宅での課題をこなし続ける日々が続きました。

それでものすごく困っているわけではないし、子供が所属する学科とは違う学科の学生さんたちも、例年と変わらず国家資格に全国平均よりもかなり高い確率で合格しています。

うちの子の通う学科は、これから資格試験が控えているのですが、とくに通学できないことで影響が出るわけではなさそうです。

技術を学ぶには、特段工場並みの設備が必要な作業以外は、自宅で組み立てたりすることが可能だし、パソコンをかなり使うことが多いので、制限はある中でも充実しているようです。

また、オンライン形式のスタイルや、緊急事態宣言解除後に会場で行うスタイルの技術を競う大会へも複数エントリーしているようで、意外に忙しいみたいです。

現在専門学校1年生ですが、インターンで企業へ通いました

強制ではないし、1年生のうちからインターンを経験するのは同じ専門学校内でも少数のようですが、あえて娘は希望を出して2社目の企業へ通い終わりました。

1日だけという企業と2週間という企業を経験しました。

工業技術を学んでいても、実際どういう企業があってどんなことをするのかを子供自身がよくわかっていません。

それに、娘自身の思考の偏りや思い込みだけで就職を決めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」と思うことがたくさん出てきてしまう気がしたので、思っていたことと違っている部分にちゃんと目を向けて、今後の就職活動に活かしてほしいなと思い、あえて私もインターンを経験するようにすすめました。

アルバイトは緊急事態宣言解除後にシフト数が増える予定

いろいろと忙しいので、シフトを自分で組み立てやすい居酒屋さんでのアルバイトを4月に見つけて始めたのですが、ご存じのとおり現在は酒類を提供する飲食店への規制が厳しくて、お店自体が休業中です。(2021.9現在)

未成年ですし、初めてのバイトが居酒屋さんということに対して、特に父親である夫は良い顔をしませんでしたが、私は学業とバイトを両立させるには良い選択肢だと思いました。

いろいろ話を聞くと、お酒が絡むのでお客様もいろいろな方がいらっしゃいますが、ちょっと面倒なお客様へは、新人の娘には対応させないように上司や先輩がフォローに入ってくれたりしてくれたりするそうで、良い環境で社会経験をさせてもらっているなとも思います。

現在は休業中のため居酒屋での収入は0ですが、専門学校のオープンキャンパスのスタッフとしての活動があり日当がもらえるので、わずかですが収入はあります。

それでも生活費を稼ぐまでには及ばず、期間限定ですが少し援助(仕送り)はしています。

でも、一度稼ぐことを覚えてしまったら、生活水準を下げたくないという気持ちが大きくなって、居酒屋をやめて違うバイト先を探すか掛け持ちするかを考えたようですが、そこはさすがに反対しました。

あくまで学生であって技術を学ぶことが優先なので、今だけを見て稼げないからよそへ移るとか掛け持ちするというのはちょっとちがうでしょうと。

それこそ、家の中を見直してメルカリでも使って収入へつなげた方がいいのではないかとも言いました。

また、投資について勉強を早めにしておくのもいいのではないかという提案もしておきました。

あとはやるかやらないかは本人次第ですが、

「どこかの会社に所属すれば、とりあえず時給がもらえるからお金が稼げる」みたいな考え方だけが大きくなるような思考にはなってほしくないなとは思っています。

このような状況下に置かれて、コロナ前の働き方の思考にわざわざ戻って考えなくても良いと思ったからです。

専門学校と大学 私が知るそれぞれの事情

保守的な人、安定した肩書のパワーを授かりたい人、大企業へ就職してキャリアアップしたい人なら、大卒・院卒が一番

同じ企業に同じ条件で就職したら、大卒・院卒と専門卒ではお給料の差が出てしまうというのは皆さんご存じだと思います。

給料は高ければ高い方がいいと思う人はとにかく大学へ合格し、きちんと卒業してください。

有名大企業とか一流企業への就職しか考えられないという人は、さらにできるだけ偏差値の高い大学へ頑張って合格してください。

大卒・院卒しかとりませんという企業もまだまだあります。

また、出身大学のブランド力もかなり問われます。

特に地方の中小企業では、人間的な中身よりも大卒・院卒の肩書を持つ人を採用するケースがまだまだ多くあります。

そしてブランド力も地方では効果抜群です。

高卒以上と求人情報に明記しつつも、ブランド力のある有名大学の子と専門学校や高等専門学校の子が同時に採用希望をしてきたら、高確率で大学の子を選ぶと思います。

実は私、以前短期間だけ中小企業の採用担当をしていました。しかもパートで。

もうパートに採用担当の仕事をさせること自体、終わってます。この会社。

実際、面接や試験にかかわる人たちは幹部や正社員ですが、リクルートの方と打ち合わせをしたり、求人情報を作成したりするのは私でした。

リクルートの方も私がただのパートで雑用係だとは思わず、就職ガイダンスに向けての戦略打ち合わせみたいなことを話していました。

地方の中小企業は、よほど会社に力がない限り大企業と提携契約をして存続し続けようとします。

こういう交渉を直接担当する大企業の社員の方は、大卒・院卒の方々がほとんどなので、やはり取引をする関係性的にも対等に学歴がある人間が欲しいのです。

また、技術的な知識や経験だけ見ると、専門学生や高専生の方が即戦力になると思いますが、企業としては文系を出ていて技術的なことはほとんどわからなくても、偏差値の高い大学を卒業見込みの学生を採用したほうが、取引先にも紹介しやすいし、「弊社はこんな高学歴な社員も魅力を感じて入社してくる会社です」というアピールがしやすいというメリットがあります。

パートの私に採用担当をさせた会社がまさにそうでした。

電話の応対もまともにできないような子でも大卒ですから。

言葉は悪いですが、地方ほど「腐っても大卒」というイメージがまだ根強いです。

古い体質を変えようとしない企業ほど、よりそれが色濃く出ている気がします。

高学歴な女性も、会社の華としていてもらった方がいろいろ都合がいいとか、できるだけ大卒の人に辞めてほしくないから、新入社員として入社した際には優しくしてあげなきゃとか言ってましたね。

とにかく会社に所属して、お給料をもらえればいいという比較的保守的考えを持つ人は、こういう会社には大事にしてもらえると思います。

でも結局、一流企業への就職がかなわなくて仕方なく受けた会社だったとか、会社自体に惚れ込んで入社してきたわけではないため、採用されてすぐ見なくなったなと思ったら辞めてしまっているケースもよくありました。

フランチャイズ店では物足りなくなるケースも

大手企業のフランチャイズ店舗を運営する中小企業もそんな感じです。

いざとなれば、大卒・院卒を採用すれば、フランチャイズ事業以外の部署に異動させて、本社とのやり取りを任せることもできます。

これも実際某フランチャイズ店のパートマネージャーを経験して感じました。

フランチャイズ店の店長になっても、本社に異動はよほどのことがない限りありません。

直営店舗から高卒でも大抜擢されて本社勤務になったというケースはありますが、フランチャイズ店に初めから採用されて本社へ異動はかなり難しいみたいです。

表面上は誰でも知っていると言っても過言ではないチェーン店の店長さん。

でも実際は、〇〇商事という感じの別な会社の正社員です。

フランチャイズ店に入りたての頃、尊敬していた大卒の正社員の方がいましたが、大企業にヘッドハンティングされて辞めていきました。

私よりかなり年下でしたが、どんな従業員に対しても公平に指導してくれた人は後にも先にも彼だけでしたので、やめると知ったとき、ちょっと聞いてみたんです。

「ヘッドハンティングの話を正式に受けて、ここをやめようと思った決定的なことは何ですか?」

と質問したら、

「ここにいても、キャリアは伸ばせないと感じたから。もっと自分の実力を伸ばせる場所が欲しかったから。でも、良い経験はたくさんさせてもらいました」

と即答でした。

このように、向上心が強く目標を持ち続けている人が、中小企業から大手企業にポーンと転職してキャリアアップしやすいのも大卒・院卒ではないかと思います。

では、専門学校はどうなのか

専門学校へ通わなければなれない職業に就きたい人は、迷わず通うべし

高校へ通っている時点で、すでになりたい職業が決まっていて少しでも早く現場で働きたいというビジョンがはっきりしているなら、迷わず専門学校で良いのではないでしょうか。

でもうちもそうですが、親族が「腐っても大卒」という考え方の中の人たちと付き合っていたりすると、自分の子や孫が大学に行かなかったというだけで恥ずかしいと思っている大人も出てきます。

うちは義父がそういう発言をしたので、ますます関係性が悪化しました。

「本人の意思で選んだことを、世間体だの自分の立場だのを理由に妨害してくる奴を、私は許さない」

そんな覚悟でよく義父と喧嘩をしました。

なので、例えば美容師になりたいと思っても親に、「とりあえず大学へ行って卒業して、それでも美容師になりたいと思ったら専門学校へ行きなさい」みたいな感じでとりあえず大学へ行ってくれとお願いされるケースもあります。

その通りに大学に行ったとしても、大学へ行っただけでは美容師になれません。

大学卒業した時にあらためて美容師になりたいと思い専門学校へ行った時には、同級生があまりいないので浮いてしまうし、最短で美容師になった人が自分より年下で上司になることが多くなります。

こういった人間関係の部分で、かなり面倒なことが増えてきます。

大学や高専をやめて専門学校や専門職大学に入学しなおす人もいる

一番合理的で欲張りな方法は、一度に大学と専門学校の両方に入学して卒業することです。

そうすれば、大卒でもあるし専門士の資格も持つ人間になれます。

専門職大学のように、卒業すれば大卒扱いでかつ高度専門士としても認められる場合もあるので、大卒で即戦力になりそうな人間として面接時にも注目度が高くなるのではないでしょうか。

その代わり、専門的なことを4年間学び続けるだけの興味と意欲がなければ大変だと思います。

ちなみにうちの子は、専門職大学への受験もしていて落ちています。

AO入試で基礎的な学力試験と面接でしたが、SNSで受験した人の情報を見てみると、医大や音大を中退したり卒業してから受験してきた人や、公務員や有名企業に勤めていた方が退職して受験勉強に励み合格した方も多く、もしかすると現役高校生が合格するのは場合によっては私立大学受験より難しいかもしれません。

AO入試は誰でも平等な条件で受験できるのが魅力ですが、簡単なことではありませんよね。

専門学校も同じです。うちの娘のクラスメイトは、同い年の学生は1人くらいしかいないのだとか。通っている専門学校全体でも高校卒業してすぐの入学者は少なめです。

  • 一度は高校卒業して社会人になったけど、会社では技術も学もない扱いをされて肩身の狭い思いをしてきたから、技術を身につけて出直したい
  • 大学を卒業したけれど、国家資格を取るために技術面での学習が不足しているので入学した
  • 高等専門学校にいけば、技術的なことがたくさん学べるのかと思ったら違ったので退学した
  • 大学への現役合格が出来なかった。浪人生活をしてもだらけてしまうと思ったので親に懇願して専門学校に通いながら卒業後に大学3年生として編入合格できるようにがんばる
  • 大学受験に失敗した。でも技術的なことを学びたいことには変わらないので専門学校へ入学した。勉強が楽しくて優秀な学生として学校からも評価されたおかげで、大卒と専門学校卒合同枠で数人採用の枠を勝ち取り内定がもらえた
  • 海外から留学生として入学している。卒業後は日本の企業で働きたいので技術を身につけたい

これらはすべて娘や学生本人、専門学校の先生から聞いた話です。

「専門学校からの就職は中小企業メインだと考えてください」と入学前に先生から説明あり

ただし、求人情報を送ってくれる企業数は同系の大学よりも多いそう

うちの娘は、コロナウイルスが流行したてで日本がかなり混乱していた時に専門学校を受験し入学しました。

4年制大学を卒業予定の学生さんが内定が取り消しになったり就職難に陥っている中、ここの専門学校は余るほど求人があったそうです。

ただし、中小企業の技術職がメインですという説明はありました。

この専門学校に求人がたくさんくるのは、いくつか理由があります。

  • ここの専門学校は歴史があり、代々の卒業生で起業している人が増えていて卒業生枠みたいなものがある
  • 卒業生が就職先で頑張っているので、同じ学校の学生さんで良い人がいればうちで採用したい
  • 技術力を競う大会で上位入賞常連校なので、即戦力になりそうな学生さんが多そう
  • 大企業からの仕事がコロナの影響でいったん滞っているが、需要のある製品を作っているので、再稼働されたら即戦力になってもらえるような人材が欲しい
  • 正直なところ即戦力になって大卒よりも比較的安いお給料で雇えるなら専門学生の方がいい
  • 興味があって専門知識を学んできた学生さんなら大卒よりも離職率は低いだろう

こういった感じです。

入学直後から卒業後の就職に向けてのサポートが厚いのは大学よりも専門学校

大学にしても専門学校にしても、学生本人が相談室へ積極的に行って担当の先生などと話し合っていかなくてはなりません。

就職活動の基本的な部分はどちらも変わりませんが、より手厚く対応してくれるのは専門学校ではないかと思います。

娘の通う学校は、初めから卒業したら全員がどこかの会社へ就職することを前提で、SPI対策講座は2年時に授業に組み込まれていたり、うちの娘のように1年生から相談していると、個別にインターンや相談会のお知らせをいただくこともあります。

また、大学への編入を考えている人は課外授業にはなりますが受験対策講座もあります。

最近の若い人たちは、初めてスーツに袖を通す前にしつけ糸を取り除くことやネクタイの基本的な結び方などがわからない人が多いそうです。

また、「上着を脱いだら服についたチリやほこりを企業に落としたりしないように中表にするように持つ」など、ちょっとしたことでも教えてくれる大人との距離感が近い方が、試験や面接当日にあたふたしづらいので、自信を持って臨むことができます。

こういう具体的なことは、パンフレットを読んだだけではわからないことも多いので、オンラインであっても可能な限り多くの専門学校のオープンキャンパスへ参加して、スタッフになっている学生さんや先生へ個別にインタビューしてみることをおすすめします。

結論 専門学校と大学はどっちがいいのか

娘の近況は電話やLINEでしかわかりませんが、それでもうちの場合は、まだ1年生ではありますが現在の専門学校への道を選んで正解だったと思います。

もともとは大学受験に失敗したというより、受験対策自体スポーツ漬けで慌ててし始めたようなところもあるので無謀でした。

大卒というラベルを持たなきゃ大学進学を選んだ同級生より劣っているように感じ、一時期は浪人したいとまで言っていた娘ですが、結果的に学びたかったことと選んだ専門学校での講義内容が合致したので、今が一番楽しいと言っています。

勉強までも楽しいと言い始めました。

専門学校卒業後に大学へ入りなおしたいとなれば、その時はもう立派な大人ですから、自己責任で行動すればいいと思います。

一方で、スポーツを大学でも続ける道を選んだ娘と同じ年の子は、高校までエースで活躍できたけれども、大学で初めてレギュラーから外されるという経験をしている子が多くいます。

また、全日本選手権の予選は大学生になると一般の部にエントリーするようになるので、予選を突破するための壁はグンと厚くなります。

スポーツをしながら、レポートをパソコンで提出しなければならないなどスケジュールはハードで、レポート作成やパソコンの操作について専門学校へ行った娘に相談してきた子もいたそうです。

コロナで遠征や大会が中止になっても、大学の中だけでの練習はたっぷりあるという学校も多いですから。

体力的にしんどいのはコロナであろうがなかろうが変わりません。

友人は、高校時代にある程度パソコンの知識を得たり、タイピングくらい習得していたらもっと効率よくレポートの作成ができたのにと愚痴も言っていたそう。

ちなみに、うちの子はもともと好きだったのもあったので、専門学校へ入学する前に基礎だけ私が教えました。

といっても、電源の入れ方とかエラーの対処方法とか、初めて買ったパソコンのセットアップの仕方を少し伝える程度。

あとは独学でパワーポイントなどは勉強して、研修の一環として企業へのプレゼンも行っているそうです。

また、タイピングは興味があることが分かっていたので、小学校のうちにポケモンのゲームで習得させました。

当時物だと↑こちらになります。

いずれにしても今、わが子や同級生の子のそれぞれの現在を見て感じることは、「どんな結果になっても自分で選んだ道」という強い気持ちをもって日々過ごしていれば、大卒でも専門学校卒でも関係ないということです。

専門学校に行った娘が、大学へ行った子たちをただうらやましいと思うのであれば、努力して大学へ入りなおせばいいと思っています。

でも今の娘は、そんな気持ちは全くない。

逆に大学へ行った子たちに近況を聞くと「ただただ忙しい」か「授業もオンライン多めでミュートにして寝てる」という話しか聞かないそう。

それでも、こういった環境に対して違和感を感じたり逆にストレスになるようなことがないなら、それでいいと思います。

自分は自分。

自分に与えらえた時間をどのように過ごすかも自分です。

何がメリットで何がデメリットなのかは、そう思う人の基準でしかありません。

「大卒は就職で有利らしい」とネットに書いてあるのを見つけて、有利になりたいから大学へ行くということも、これまた本人の意思なのです。

また、もしかしたらいつか大学へ行かなかったこと悔やむ何かが起こるかもしれない。

でも、それが自分で選んで進んできた道の延長線上でそう思うのであれば、その時は大学へ行けば得られるものが、ラベルやブランド力以外のものだと答えがわかっているので、きっと高校時代以上に努力をして受験をするのではないかなと思います。

 

 

長くなりました。

今回はこのへんで。